断捨離Net

資源ゴミについて

資源ゴミって子どもの頃学校で学んだような記憶があるのですが、大人になるにつれ、忘れてしまいました。
でも、改めて調べてみたら、資源ってとっても大事なんですよね。
私たちが今の豊かな暮らしを続けていくためには、小さな分別がいかに大事か、自分で調べる事で改めて理解しました。

そもそも資源ゴミって何?

資源ゴミは、再資源化・再利用ができるゴミのことです。
具体的に資源ゴミには以下の物が当てはまります。

  • ペットボトルやプラスチック容器
  • 牛乳パックや包装紙などの古紙
  • 空き缶
  • 空き瓶
  • 衣類

これらは分解したり、溶かしたりすることで、何か別の物の原料にすることが出来るんです。
一度使った物が原料になることで、新たな物を生み出す時、その原料を自然から調達しなくて良くなるので、自然を守ることに繋がります。
(リサイクルするために燃料や電気が消費されてしまいますが、それは新しい原料を自然から採掘する時にも消費されるので、ここでは扱いません。)

資源ゴミのペットボトルは何に生まれ変わる?

ペットボトルやプラスチックは回収された後、細かく砕かれ、卵のパックやシャツの原料に再利用されます。

資源ゴミの古紙は何に生まれ変わる?

牛乳パックや包装紙などの紙は段ボールや新聞紙、コピー用紙、トイレットペーパーなどに再利用されます。

ただし、紙は強度の面でプラスチックに劣るため、異なる素材とくっついていたり、表面に加工が施されているものがあり、それらは資源ゴミとして再利用することができません。
銀紙のように薄い金属とくっついていたり、付箋のようにのりが付いている物も再利用できません。
これはリサイクルする過程で機械に不具合が発生してしまうためです。

資源ゴミの空き缶は何に生まれ変わる?

空き缶はアルミやスチールと書いてあるので、普通に金属ですよね。
回収されて金属として再利用されます。
また缶製品の容器になることもありますし、自動車部品になることもありますし、日用品になることもあります。

資源ゴミの空き瓶は何に生まれ変わる?

空き瓶はガラス製なので、色ごとに仕分けされ、細かく砕いて再度ガラスに加工されたり、建設用資材になったり、タイルになったりします。

最近知ったんですけど、屋外で使われるタイルで表面がざらざらしてるタイルあるじゃないですか。
あれ細かいガラス片が練りこまれているんですよ。滑り止めとしてなんでしょうか。
散らばった砂を手で集めてたら、手を切りました・・・

資源ゴミの衣類は何に生まれ変わる?

衣類は回収されると、そのまま使える場合、仕分けされてリユースショップに並んだり、海外へ輸出されます。
衣類としての使用が難しい場合は、布として工業用ウエス(雑巾的な物)になったりします。

ペットボトルや紙、空き缶、空き瓶と違って、服はリサイクルされても元の糸に戻ることはありません。
服→布として扱われるだけです。

リサイクル回数には限度がある

リサイクルって素敵な言葉ですが、原料によってリサイクルできる回数には限度があります。
理由は、リサイクルすることで原料の強度が落ちてしまうためです。

プラスチックのリサイクル回数の限界

例えば、プラスチックはリサイクルすると品質が低下してしまうため、リサイクルできる回数は1~2回程度と言われています。
なので、新しいプラスチック原料と混ぜながら再利する『ブレンディング』を行うことで、その寿命を延ばすなどの工夫がされています。

古紙のリサイクル回数の限界

紙も永遠にリサイクルされるわけではなく、リサイクルされるたびに強度が弱くなってしまうため、最初は段ボールやコピー用紙など、比較的丈夫で張りのある紙にリサイクルすることができますが、何度かリサイクルすると新聞紙やトイレットペーパーなど、柔らかくシワのある物にしか使えなくなってしまいます。

こちらも紙の繊維が弱くなってしまうのが原因なので、古紙100%で再生するのではなく、新しい紙繊維を混ぜることで、強度を持たせて再生することが可能になっています。

空き缶や空き瓶のリサイクル回数の限界

空き缶や空き瓶には実はリサイクル回数の限度はありません。

なぜかというと原料となるアルミや鉄、ガラスが素材として非常に強く、リサイクルする際、新たに添加物などを加えないからです。

まとめ

資源ゴミをちゃんと分類して再利用することで、私たちの大切な物を守ることができます。
あなたが自然を愛していなくても、車やジュエリーなんかも資源の枯渇とともに、原材料費の高騰によって、どんどん高価なものになっていき、私たちの手の届かない物になっていきます。
自然を守ることが私たちの暮らしや愛している物を守ることに繋がります。
みんなでめんどくさがらずに資源ゴミを分別して、リサイクルしていきましょう。